はじめに
中古車販売店の皆様、いつもお世話になっております。ウェブサイトの訪問者の行動を把握されていらっしゃいますでしょうか。実は、その情報には売上向上につながる重要なヒントが隠れているのです。しかしながら、多くの店舗ではその活用が十分にできていないようです。本日は、Google アナリティクス4(GA4)の「パス分析」機能を使って、訪問者の行動を可視化し、問い合わせ数を大幅に増やす方法をご紹介させていただきます。
皆様のお悩み
最近、問い合わせ数が減少傾向にあり、お困りの店舗が多いと伺っております。ウェブサイトには多くの方々にご訪問いただいているものの、どの部分で離脱が発生しているのかが分からず、対策を立てられないでいるのが実情のようです。GA4はすでに導入されているものの、その使い方が十分に理解できておらず、有効活用ができていないというお声も耳にします。しかし、ご安心ください。パス分析を活用すれば、訪問者がサイトをどのように閲覧されているかが一目で分かるようになります。
パス分析で訪問者の動きを可視化
GA4のパス分析は、訪問者がサイト内をどのような経路で移動したかを可視化してくれる機能です。その使い方は簡単で、ステップバイステップでご説明させていただきます。
パス分析の設定手順
- GA4にログインし、「探索」タブを開きます。
- 「パス分析」をクリックして新しい解析を開始します。
- 「開始ポイント」を設定します。トップページや特定のランディングページなど、分析の始点を選択してください。
- 重要なイベント(商品ページの閲覧やカートに入れるなど)を設定します。
- 各ステップでの離脱率や次の行動を確認することができます。
このようにすれば、どの部分で訪問者が離脱しているのか、人気の動線はどれなのかが一目で分かります。課題の発見に役立つことでしょう。
改善策を実行し、成果を上げましょう
パス分析で見つかった課題に対しては、以下のような改善策が考えられます。
- 離脱率の高いページの改善: 離脱が多いページには、購買意欲を喚起する情報や次のステップを明確に示しましょう。
- 動線のシンプル化: 複雑なナビゲーションは避け、重要な情報にすぐアクセスできるようにします。
- A/Bテストによる検証: 複数の改善案を用意し、A/Bテストで最も効果的な方法を見つけましょう。
このような施策を実行すれば、離脱率が低下し、問い合わせ数も間違いなく増加するでしょう。さらに、サイトの使いやすさも向上し、顧客満足度が高まることが期待できます。
GA4の可能性は無限大です!
パス分析はGA4の機能の一部にすぎません。広告効果の測定や、カスタムイベントを作成してさらに詳細な動線を追跡するなど、活用の幅は広がります。ぜひ皆様の店舗でも、GA4を使って訪問者の行動を分析し、売上向上につなげていただければと存じます。